超高齢化社会の影響で、若者が少なくなっているのが現状です。働く若い世代が減ってしまうので、留学生を積極的に受け入れる動きが強まっています。今後日本が外国人と共に生活をする場合、日本語教師の需要はさらに上がるでしょう。
日本語教師として現地で活躍するために不可欠となるのが日本語教育能力検定です。この検定は日本語教師として必要な力があるかどうかを見る一つの判断材料になるのでなくてはならない証明です。
日本語教育能力検定に合格をすることで、就職先をすぐに見つけることが可能となります。就職難の今、日本語教師を目指す方もいますから、就職先を見つけられる点は大きなメリットでしょう。
受験資格はなく、中卒の方でも検定を受けることができます。制限がないので学力がないからと夢を諦める必要はないでしょう。また国家試験ではないので、そういう意味でも手軽です。
日本語教育能力検定に合格することはすなわち、海外に行くときに必要なパスポートと同じ意味合いを持ちます。そのため、毎年行われる日本語教育能力検定では、試験合格を目指して多くの方が足を運びます。
最初は非常勤として働き、徐々にステップアップを踏むといった働き方ができる点も、日本語教師の魅力でもあります。この時に日本語教育能力検定の合格証明書があると、順調に上がっていけるでしょう。そういう意味でも、多くの人が日本語教育能力検定の重要性を知っています。
民間の日本語養成講座を420時間修了した者日本語教育能力検定に合格をした者、大学の日本語教育課程を修了した者が日本語教師として活躍することができます。近道なのは、420時間の講座を修了した後、日本語教育能力検定に合格をすることです。ただ、日本語教育能力検定の勉強は独学でも可能なので、時間がたっぷりある場合におすすめでしょう。通信講座を使えば自宅で気軽に学習ができます。
筆記試験の場合、原則として出題範囲により採点が違ってきます。この試験では、日本語教育における実践的な部分を見ていくので、基礎知識が求められます。聴解試験では、基礎知識だけでなく問題を解決する能力が備わっているかなどが出題されます。時間は約30分ですので、集中力を切らさないことが求められるでしょう。最後は、対応能力をチェックする試験を受けて終了です。
毎年10月に行われる試験で、とにかく試験範囲がかなり広めです。仕事と両立するなら、なるべく早く試験対策に取り掛かる必要があります。3~4月から勉強を開始すれば、合格へグッと近づけますよ。試験対策においては、過去問を引っ張りだして徹底的にこなすことです。また、分からない単語については、調べながら進めるとなおいいでしょう。講師がいる場合は、理解できるまでとことん質問することが必要です。
日本語教育能力検定は誰でも簡単合格するものではありません。そのため、信頼できる先生や講座をフル活用する必要があります。焦らずゆっくり知識を蓄える意味でも、今から勉強に取り組みましょう。